学童クラブって・・・

  • 学童クラブは、子どもたちの「生活の場」です。特に理由がない限り行っても行かなくても良い「遊び場」とは違い、「行かねばならない場所」でもあります。
  • 学童クラブでは、子どもたちの心身の状態に継続的な目配りがされ、子ども同士が互いに関わり合う事で健やかに育ち、学校とは別の角度から子供たちの心を見つめることを心がける事で、保護者も安心して仕事ができる場所でもあります。
  • 生活が多様化し、いろいろな働き方がある一方、“少子化”対策が必要とされ、子どもの“安全確保”“健全育成”が求められ、子どもたちの「生活の場」である学童クラブの機能・役割はますます重要になっています。

「学童クラブ」と「BOP(ボップ)」、そして「新BOP」、どう違うの?

  • 世田谷の「学童クラブ」は1960年代半ば以降、働きながら子育てをする父母たちの熱心な働きかけを背景に、小学校の他、児童館、地区会館などに設置されていきました。
  • 1995年、区は小学校の設置を利用し、放課後の児童に遊び場を提供する「BOP」(Base Of Playing:ベース・オブ・プレイイング=「全児童対策事業」)を始めました。
  • そのうち、「BOPがあるから学童クラブは不要」「対象や事業目的が似ている両事業を整理すべき」「職員も非常勤でいい」といった意見が出てきましたが、学童クラブ児童の父母は「学童クラブ機能の維持」を訴え活動した結果、区は学童クラブの機能を認めて廃止せず、1998年にBOPと一体的に運営する(職員も常勤職員を維持する)こととしました。以来、従来の学童クラブは廃止され、全小学校実施(2005年)することになり、従来のBOPと区別して「新BOP」と呼ばれました。
  • 2011年の震災時には、帰宅困難となった保護者が引き取りに来るまで、深夜まで炊き出しなどで待機した学童クラブもいくつかありました。震災後は、遊び場であるBOPは一時中止されましたが、生活の場である学童クラブは、通常どおり運営されました。

世田谷区の学童クラブ条例