第56回全国学童保育研究集会

第56回全国学童保育研究集会(ぜんこくけん)が2021年10月23日(土)、24日(日)Zoomにて開催されます。

第56回全国学童保育研究集会 | 全国連協 (biglobe.ne.jp)

「ぜんこくけん」とは、「全国学童保育研究集会」(主催・全国学童保育連絡協議会。以下、全国研)の通称です。保護者、指導員、運営者や自治体職員、研究者の方々が一堂に会し、1年に1回、2日間にわたって交流し、共に学びあう研究集会です。

第1回の全国研が開催されたのは1964年のこと。「学童保育をもっとよくしていきたい」「ほかの地域の学童保育の様子を知りたい」「働きながらの子育てをする保護者、学童保育で働く指導員が交流できる場をつくろう」という思いと願いが、全国研の出発点です。その後、この思いと願いは多くの人々によって受け継がれ、現在も「よりよい学童保育を求め、つくり、守っていくうえでの原動力」になっています。

今年の全国研は、「新型コロナウイルス感染症」拡大防止の観点からオンラインを活用して開催します。開催日は2021年10月23日(土)、24日(日)。23日は全体会、24日は「全国研ならでは」のひとつである多様なテーマの分科会を実施します。

毎年、「ここに来るだけで元気になる。帰って、またがんばっていけると思います」などの感想が寄せられているように、「全国研は”元気の素”」。画面越しではありますが、「元気の素」を受け取れる全国研にしましょう。ぜひ誘いあってご参加ください。

以下分科会の一部を紹介します。
 ・子ども理解と心のケア~災害と学童保育 助言者・畑山みさ子(宮城学院女子大学名誉教授)
多発する災害、コロナ禍のもと、心に痛手を受けた子どもにしばしば見られる行動や、そうした子どもやその周囲の大人(保護者や指導員)に対して心がけること、支援者たちをどのように支えていくかについて、考えます。東日本大震災直後から、子どものケアにあたる人たちのための支援活動を続けている助言者を迎え、実践を交流し、学びあいます。

・今日の子どもの問題を考える 講師・中西新太郎(横浜市立大学名誉教授)
SNSをはじめとしたインターネットの利用や、いじめ、不登校、引きこもり、学級崩壊、少年犯罪など、今日の子どもをめぐる状況を明らかにし、子ども理解を深めることの大切さ、子育てや教育の課題を学びます。

・高学年の子どもたちの生活と理解 講師・得丸浩一(京都・小学校教諭)
高学年の子どもの心と身体の特徴、生活、願い・思いを確かめ、高学年の子どもたちに保障したい放課後の生活や、学童保育や家庭で大切にしたいことを学びます。

・性について考える 講師・中村好子(京都・元養護教諭)
からだと心が大きく変化・成長する児童期に、からだと心の変化・成長についての基礎知識をはじめとして、生活をともにする大人が学んでおきたいこと、配慮すべきこと、大切にしたいことを学びます。

申し込み締め切りは9月30日(木)です。

父母連に加入している父母会の保護者の方は父母連から参加費¥4000(1日でも2日参加でも同額)を助成します。ご希望の方は、各ブロック担当を通じて領収書をご提出いただければ後日精算させていただきます。詳細はブロック担当にお問い合わせください。ご希望者多数の場合は助成数・金額を調整させていただく場合があります。ご了承ください。