「親が働いているため、子どもたちは学童クラブに行かなければなりません」
行きたい時に遊びに行けばいいBOPとは違って、疲れている時も、“落ち込んでいる時”でも、学童クラブに行かなければなりません。子どもたちを暖かく迎え入れ、見守ってくれるのが、『生活の場』としての学童クラブ、そして指導員さんです。子どもたちの生活の場である学童クラブを、少しでも良い環境で過ごせるようにしていくのが、親・保護者の努めです。それには親・保護者が主体的に関わっていくことが不可欠です。そのために父母会があります。
父母会から始まった学童クラブ
- 保護者自身が各地域のなかで自主的に父母会を結成し、公的な学童クラブ開設に向け活動してきた歴史から、「学童クラブがあって父母会が出来る」のではなく「父母会があって学童クラブが出来る」という独自の精神が現在でも学童クラブ父母会の原点になっています。
父母会では
- 学童クラブと家庭をつなぎ、子どもたちの様子をはじめ、いろいろな情報を知ることができます。
- 子育ての悩みを個々に抱えて孤立するのでなく、保護者同士が交流し、話し合うことで、悩みを共有し、互いに元気をもらい、支えあうことができます。
- 保護者同士の結びつきが生まれることで、子どもたちに大きな安心感を与えることができます。
- 保護者同士が、互いに知り合うことで、子ども同士の問題も、よりスムーズに解決できます。
- 父母会の行事を通じて、他の子どもたちとの関わりの中で、子どもが成長している姿を確認できます。
- 学童クラブで、子どもたちがより良い生活を過ごすために、指導員や、行政機関、議会などに働きかける必要があるとき、個人で行動するよりも、大きな力になります。
父母会の活動に参加すると
- 今までわからなかった子どもの気持ちや親として足りなかったことに気づかされます。(親としても成長します)
- 我が子だけでなく仲間の成長をともに喜び合えるような広い視野が持てます。
- 今まで知らなかった子どもたち、親同士が知り合うことで、地域の子どもたちをみんなで守り育てる大人たちの輪ができます。
- 子育てについて本気で話し合い、悩みを相談し、共に助け合える異年齢・異業種の地域の友人、(学童クラブ卒所後も)つきあっていける地域の人間関係ができます。